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人気グループＳＭＡＰ草なぎ剛（３２）の主演で３３年ぶりにリメークされた映画「日本
沈没」（樋口真嗣監督）が１５日、名古屋・ピカデリーなど全国３１６スクリーンで公開
され、東京・ＴＯＨＯシネマズ六本木ヒルズでは、草なぎ、ヒロイン役の柴咲コウ（２４）
ほか豊川悦司（４４）、大地真央（５０）ら出演者が舞台あいさつをした。

場内は猛暑に負けないほどの熱気にあふれ、草なぎのテンションも“噴火寸前”。映画は
大地震による日本沈没を描き、草なぎは、劇中の専門用語を用いて「気持ちが高まり過ぎ
て、僕の“フォッサマグナ（日本列島を２分する大きな溝）”が裂け始めて燃えている！
！　沈没寸前」と興奮状態。柴咲も「今日は皆さんの顔をバッチリ見たくてコンタクトを
装着してます」と盛り上がりを喜んだ。

草なぎは、ファン約６５０人を前に「人が見ないと映画はすぐ上映が終わってしまう。一
人でも多くの人に見てほしい！！」と力作の“沈没回避”を懇願するも、心配はご無用で
全国的に興行は大盛況。配給元の東宝は「興行収入７０億円台が十分に狙える！！」と宣
言した。アジア主要国をはじめ世界各国から配給オファーが殺到、夏休み映画の注目をさ
らっている。

壇上では、初日を祝う鏡開きが行われ、草なぎが民謡「会津磐梯山」を生披露。同曲は草
なぎが撮影のために練習したが、歌った場面は残念ながらカットされた。ファンの手拍子
で小節もノリノリの草なぎは「思ったよりうまく歌えた」と景気の良い笑顔で締めくくった。

作品は、作家小松左京氏の同名小説の再映画化で、１９７３年の映画では６５０万人動員で
大ヒットした。ストーリーは地殻変動で日本列島が沈没する危険性が指摘された直後、大地
震が次々と発生する。潜水艇パイロット小野寺（草なぎ）と少女はレスキュー隊員の安部
（柴咲コウ）に助けられる。　（金山容子）

（中日スポ-ツ）