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SMAP、木村拓哉(33)主演の映画「武士の一分(いちぶん)」(山田
洋次監督)が20日、第19回東京国際映画祭の前夜祭で上映された。木村
にとっては時代劇初挑戦となる意欲作。邦画が国際映画祭の前夜祭で上映さ
れるのは初の栄誉で、来場した米ロサンゼルス市長からは「木村君、次はぜ
ひロサンゼルス(=ハリウッド)に来て!」とラブコールも送られた。

レセプション会場となった東京・六本木ヒルズアリーナ内に敷き詰めら
れた赤、黄色、オレンジの紅葉の葉。レッドカーペットならぬ“紅葉ロ
ード”に、来年スタートのTBS系主演ドラマ「華麗なる一族」の役作
りのため、ロン毛を10センチもバッサリ切った“ニューキムタク”が
真っ黒なタキシード姿で登場すると、ファンから一斉に黄色い声が沸き
上がった。

山田監督による藤沢周平時代劇3部作のトリを飾る「武士の一分」(洋
題=「Love and Honor(愛と誇り)」)。映画祭の目玉
作品のひとつとして、邦画史上初となる前夜祭上映の栄誉に輝いた。

盲目の武士役の木村は時代劇初挑戦だが、「気持ちを込めた作品なので
、ぜひ楽しんでいただければ」と自信たっぷり。同作の妻役で映画デビュ
ーした元宝塚歌劇団の女優、壇れい(35)は「お芝居をしている中で
、本当に木村さんが目が見えなくなってしまったんじゃないかという感
覚に陥ることがあった」と木村の熱演を振り返った。

来場したロサンゼルス市のアントニオ・ビヤライゴサ市長からは「木村
君には次の映画はぜひロサンゼルスで撮影してほしい」とハリウッド進
出へのラブコール。木村は「そういうタイミングがあればぜひおうかが
いしたい」と意欲を見せながらも「きょうは初めてお客さんの前に(同
映画が)出る日ですし、まずは(日本から)。足元がふらついていたら
何もできないと思うので」と日本のファンを気遣った。

木村の登場とあって、同日夜にTOHOシネマズ六本木で行われた舞台
あいさつも約600人が詰めかける大盛況。21日から始まる映画祭の
前景気を一気に盛り上げた。


★世界各国から15作品

第19回東京国際映画祭は、東京・六本木ヒルズや渋谷Bunkamura
を中心に21日から29日まで開催。東京サクラグランプリの受賞対象と
なるコンペティション部門には、阪本順治監督の「魂萌え!(たまもえ)」
をはじめ、世界各国から15作品が出品されている。きょう21日にはオ
ープニング作品としてクリント・イーストウッド監督の「父親たちの星条
旗」が上映。29日には約30年ぶりのリメークで話題の「犬神家の一族」
(市川崑監督)がクロージング上映される。


■武士の一分
武士の一分藩主の毒味役を務める三村新之丞(木村拓哉)は、ある日貝の
毒にあたり、目を失う。生きる望みをなくした新之丞を救うため、妻の加
世(壇れい)は番頭の島田(坂東三津五郎)のもとを訪問。島田は藩主に
口添えしてあげることを条件に、加世の体を要求する。だが、その後も島
田は口添えなどしていなかった。それを知った新之丞は刀を取り…。 
「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」に次ぐ、山田監督による藤沢周平
時代劇3部作のトリを飾る作品。12月1日公開。


★キムタク、赤西に「もう子どもじゃない」

木村は舞台あいさつ後、事務所の後輩で、語学留学を理由に活動休止を発
表したKAT-TUNの赤西仁(22)について言及。「いろんな責任を
背負ったと思うけど、もう子どもじゃないし、きっと本人も考えがあって
の決断だったと思う」と思いやった。

「僕らも、メンバーの中から違う人生を送ることになったメンバーがいま
したが、そのときも個人的には理解していたし今でも応援しているつもり
」とも説明。最後に「(赤西は)しっかりした目をしていたから大丈夫じゃ
ないんですか?」と後輩を気遣った。

(http://www.sanspo.com/geino/top/gt200610/gt2006102110.html)


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