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ＳＭＡＰの草なぎ剛（３２）が主人公の声優を務める人形劇のデンマーク映画
「ストリングス～愛と絆の旅路～」の日本バージョン（庵野秀明監督／４月
２８日公開）に、ＳＭＡＰの香取慎吾（３０）と、女優の優香（２６）が声優
として参加していることが１６日、分かった。

　映画は、操り人形が生きるヘバロン王国の若き王子ハル・タラ（草なぎ）が
、父の国王カーロを死に追いやった敵対勢力にあだ討ちするため、旅に出る物
語。香取が演じるのは、ハルの家臣で軍の最高司令官・ガラク役。ハル不在と
なった同国で国王の地位を狙い、ハルを失脚させようともくろむ。

　香取は、米アニメ映画「シャーク・テイル」（２００５年公開）以来となる
声優挑戦。「ストリングスの糸が僕にもつながっていました。あなたにもきっと
つながっています。映画館で確かめてください」とコメント。プライベートで
仲の良い草なぎと香取が、声と声で激しく対決するのに注目が集まりそうだ。

　一方、優香が演じるのは、ハルの妹にあたる王女のジーナ。純真無垢（むく）
な心の美しい女性だが、ガラクからの一方的な求愛に心を痛めてしまう。

　ハルが旅の途中で出会う女性ジータ（中谷美紀）との恋のゆくえとともに、こ
の４人の人間関係が物語の重要なカギとなる。優香は「人と人とのつながりをさ
らに大切にしたくなる深い愛を感じました」と昨年１２月から行われたアフレコ
を振り返った。

　同日本バージョン完成後は、デンマーク大使を招いた完成披露試写会や実際に
映画で使用された人形を輸入し「ストリングス展」の開催などが企画されている
。詳細は、同映画のオフィシャルホームページ（http://www.stringsweb.net/）
で順次発表される。　（江川悠）

　◆ストリングス……オリジナル作品は、デンマークのアンデルス・ルノウ・
クラルン監督の同名映画。昨年５月、カンヌ国際映画祭で上映されて世界的な注目
を集め、現在、米、英、仏をはじめ、韓国、中国など８５カ国での上映が決定した。
日本バージョンは、オリジナルの映像には一切手を加えず、劇団「阿佐ケ谷スパイ
ダーズ」を主宰する長塚圭史（３１）が脚色。映画に登場する操り人形は、表情や
動き方の違う１１５体が用意され、欧米屈指の２２人の人形師によって操られた。
撮影には、１５０人超のスタッフと、全長１０キロにもおよぶ糸が使用され、完成
までに４年の歳月を要した。


http://chuspo.chunichi.co.jp/00/hou/20070217/spon____hou_____001.shtml